創始者のザルモン・シモンズは1870年、世界初のマットレスを世に創出。そして1925年、ポケットコイルマットレスの商業化に成功した。ポケットコイルマットレスによって、シモンズは世界のベッドメーカーとしての揺るぎない地位を確立した。その後も伝統の手法と最先端技術を融合しながら研究・改良を重ね、現在は世界トップクラスのシェアを獲得。アメリカで約6人に1人がシモンズを愛用しているという。
最新の睡眠科学を生かした商品開発
同社は、時代の最先端をいく睡眠科学を商品の研究開発に取り入れている。ノンレム睡眠とレム睡眠のメカニズム、ベッドの素材や機能による睡眠の質などを科学的に解き明かし、より優れたベッド作りを進めている。なかでも日本シモンズは、数値化できない「人間の感覚」までも反映させるため、感性工学の観点を商品作りに取り入れ、産学提携等の試みを始めている。
一流ホテルへの導入実績多数
企業向けの商品販売は、高級ホテルが優良販売ルートとなっている。海外だけでなく、近年は国内の高級ホテルでも導入が進み、「シモンズのベッド」を“売り”にするホテルも多い。