1950～60年代の戦後復興期から高度経済成長期にかけて最も日本のモダンデザインを支えたインダストリアルデザイナー。
柳宗理のデザインはシンプルで純粋な形の中に実現された、人の心を打つ暖かさは彼が主張する「用の美」そのものである。
日本デザイン界の一人者であり、「美は人々のためにある」と提唱し続けました。

日本の工業デザインのパイオニア柳宗理デザイン【バタフライスツール】のご紹介です。
蝶が羽を広げた羽ばたいているかのようなフォルムから”バタフライ”と名付けられた由来とされています。
また正面から見た際に漢字の「天」や神社の鳥居など想起させ、和の趣を感じることもできます。
同じ形の成型合板を2枚左右に組み合わせ、1本の金属棒で連結させたシンプルな構造のスツールですが、
優美な局面で構成された軽やかなデザインが大変美しく、そっと置くだけで心を満たしてくれる芸術品のような逸品です。
1956年の誕生から半世紀以上経つ今でも、国内にとどまらず世界中の人々を魅了し続けています。

研ぎ澄まされた感性が宿るメリハリの効いたインテリアは、
時代に左右されることなく、生活の一部として、住む人の素顔が見える自然体での暮らしのなかに、
心地よい安らぎの時間をもたらすでしょう。

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